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自ら「鈍感になること」を選んだ偉人たち

【天才はみんな「鈍感」さん・ライフハックアニメーション】

 

・・・人は時に、意識して鈍感であることが必要だ。

 

いわゆる「しらねっ」精神である。

 

あんたはそうかい、社会もそうかい、だが悪いがあたしゃ「しらんよっ」と。

クルッと踵を返し、スタスタ歩いていく心の技術である。

 

スタタタタっ

・・ああ。なんと軽快な音だろう。

 

この前会った、とある33歳の男性(心は女性かも?)が 「お主は、ほんとに人か?」と言わんばかりの、良くできた柔軟な考えの持ち主だったのだが。

 

何でそんなふうに考えられるんですか?と尋ねて見たところ

 

「なんかさぁ~、中学生の時の修学旅行でさぁ~」

 

「グループで計画して、神社仏閣を 自由にめぐるっていう課題があったんだけど~」

 

「僕がリーダーだったから、みんなを楽しませようと思って、めっちゃ計画したのに~。」

 

「いざ始まったら、みんな 興奮しちゃって ぜんぜん計画通りに動いてくれなくて~」

 

「そんときに自分がいくら頑張っても、人の行動とか気持ちまではコントロールできないんだなって  気づいてぇ~」

 

いっや、修学旅行の学び深っ!!!!

どのタイミングで人生悟ってんだい!!

 

と、思わず叫んでしまった私である。

 

 

 

 

そっから彼は、コントロールできない自分以外の全ての人に対し、いちいち考えすぎるといったことを「いっさい辞めたぁ~^^」と言っていた。

 

あくまでも「辞めた」。

 

最初から気にしなかったのではなく「気にすることを辞めると決めた」ってとこが、何かいいなぁ~とか思ったり。

 

んが・・・

 

実際そうもできないのが、我々凡人の民たちである!

 

ううううむ。

 

と、ゆうことで、今回は「鈍感である・気にしない」ということを、自ら意識して体得し

 

あらゆる人生の壁という壁を、ユニークな考え方でもって乗り越えて行った20人の偉人たちの物語をここに紹介する。

 

“天才はみんな「鈍感」さん(著:ライフハックアニメーション)”

 

鈍感はあなどれない!

ありのままの私を大切にした20人の偉人たち^^

 

 

 

********

 

 

 “迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても前を向けることでしょ”(p.280より引用)

 

これはあの世界的に有名な「ムーミン」を描いた、トーベ・ヤンソンさんの言葉だ。

 

読むだけで心がじわ~っと温まり、それでいてスッと前を向かせてくれる力がある。

 

人はみんな、ずっと迷っている。

 

これでよかったのかな・・?

この人でよかったのかな・・?

もっと別の道があったんじゃないか・・?

引き返すなら、今なんじゃないか・・?

 

迷いながらも、わけわかんない毎日の中で、何とか自分なりの生き方を見つけ出そうともがいている。

 

 

ただそんな中でも、ものすごく救われるのは、ヤンソンさんの

 

「迷うのは、どうせ迷うんだから、迷いながらも進みましょうよ」という、力の抜けた妙な前向きさである。

 

人生なんて、どうせずっと迷うんだ、と。

 

何を選ぼうが、何を捨てようが、一つだけ言えるのは「それでよかったのかどうか」が本当にわかるのは・・・

 

もっともっと後になってからのこと。

 

“本当の自分を見つけるのは、もっと先の話だから、まだ決めない。むしろ決められるようになるためにも、今は一生懸命迷えばいい”(p280)

 

おそらく、ここでいう「一生懸命、迷う」というのは「何もしないで頭を抱える」ということではなく・・

 

どうせ何したって不安なんだから、少しでも自分の心に嘘のない「あ、これ、たぶん良い」を、とりあえず迷いながらも、まずは選んでやってみなさいよ、ということなのかと。

 



んでもって続けられそうなら続けてみる。

 

その際、周りの意見なんて、聞きたくなきゃ聞かんで良いのよ。っていう。

 

「とりあえず進んでみて、何かあってから考えても、わりと遅くないよ。」

 

少なくとも、私はそうだったけど?

 

ブワっ・・・(´;ω;`)

 

ああ、なぜだろう。

なぜかステラおばさんの声で脳内再生される。

 

暖かいクリームシチューをかき混ぜながら「いいのよ?何度でも迷いなさい。ふふふ」

 

はい、どうぞ。クリームシチュー。

とりあえずお腹を満たしてから悩めばいいじゃない。

 

・・あ゛!

ありがごぜますっ!

 

なんて思いつつスマホで調べてたら、ステラおばさんってクリームシチューじゃなくて、クッキー作ってる方の ただのおばさんでした。

 

クリームシチューの方は クレアおばさんだとか。

 

どうでもいいよ。

くっそどうでもいい。

 

ややこしいおばさんの話なんか誰も聞きたかないんだよ。

 

うむ。

 

とにもかくにも、ヤンソンさん。

 

力の抜けた前向きさをくれる、大人専用の人類の母とでも呼ぶべきか。

 

そんな、自分の人生をとおして「私はこうやって考えて、とりあえずこう進んでみたけど、何かちょっとでもお役に立てれば・・・」的なスタンスで

 

20人の偉人たちが、それぞれの経験を元に、いろんな角度から心を前向きに暖めてくれるのが、この “ 天才はみんな「鈍感」さん ” である。

 

悩みの種類別にあげていきますが、きっと何か一つは「おわ!これ聞きてぇ!」があるんじゃないかと思われます^^

 

  1. 周囲に流されてしまう人へ〔夏目漱石
  2. 落ち込みがちな人へ〔アインシュタイン
  3. 努力が認められない人へ〔ゴッホ
  4. 人生に前向きになれない人へ〔カフカ
  5. 周りの評価を気にしてしまう人へ〔アドラー
  6. トラウマに悩んでいる人へ〔オードリー・ヘップバーン
  7. チャレンジする勇気を持てない人へ〔ライト兄弟
  8. 将来の道がわからない人へ〔ピカソ
  9. 自分らしさを出せない人へ〔シャネル〕
  10. 人生に悩む人へ〔ニーチェ
  11. 気持ちをコントロールできない人へ〔フロイト
  12. 自分が好きになれない人へ〔ユング
  13. 年齢を気にして諦めてしまう人へ〔カーネル・サンダース
  14. 自身が持てない人へ〔野口英世
  15. 夢への一歩を踏み出せない人へ〔ウォルト・ディズニー
  16. 生きる意味がわからない人へ〔チャップリン
  17. やりたいことが見つからない人へ〔手塚治虫
  18. 物事を深刻に捉えがちな人へ〔トーベ・ヤンソン
  19. 将来が不安な人へ〔シュルツ〕
  20. 人生で大切なものがわからない人へ〔サン・テグ・ジュペリ〕

 

今や「偉人」と言われる人たちも、やっぱり元はただの人間。

 

あらゆる葛藤の中で、鈍感でいることこそ自分としての命をやる事だと、どこかのタイミングで悟った者たち。

 

今もなお「ハッ!」とさせられてしまうのは、やはりそこには人間としての本質が詰まっているからではないだろうか。